新イベント「くらしとしごと」、毎月第2土曜開催!
世界にはひとの数だけ「くらし」(ライフ)と「しごと」(ワーク)があります。
そのひとつひとつにスポットライトをあてていくシリーズ「くらしとしごと」。
第2回は、福崎町で10年以上にわたりオーダーメイドの靴づくりを手がけている小松尾直利さんが登場。自宅兼工房での暮らしのようすをお聞きします。
ていねいに足の型を採寸し、歩行の悩みや日々の生活についてヒアリングした上で、たくさんの道具を使いこなしてぴったりと合うオンリーワンの靴を制作。修理しながら10年以上大切に履き続ける人もいるほど根強いファンがおり、現在は半年待ち(1年待ちだった時期も!)月に作れるのは5〜6足だといいます。
かつての夢は新聞記者。著名ジャーナリストの事務所で働いていた時期もあり、その時に培われたヒアリング力が今のていねいな靴づくりに生かされています。
小松尾家は自営業一家。お父さんが元サッシ屋さん、お兄さんは建設屋さん。程よい距離を保ちながら、ひとつ屋根の下で暮らしています。また工房にはもはや仕事のパートナーとも言える愛犬も。家族のご飯づくりや家事、愛犬の世話も直利さんの「仕事」です。
革靴のブランド名は「SLOW ACCHAR」。「アッチャー」とは沖縄の方言で「歩く人」。ゆっくりと、ときに回り道をしながらも、自分の速度で前に進んでほしいというメッセージがそこには込められています。
当日は、実物の型や道具をまじえて靴づくりの工程や播磨の地場産業でもある革についてのお話のほか、生活と仕事がどのように結びついているか教えていただきたいなと思っています。
くらしと、しごと。それぞれがどう関わり合い、人生の豊かさにつながっていくのか。ちょっと立ち止まって考えてみるひとときになれば幸いです。
イベント概要
くらしとしごと#2「靴づくりと、家族。」
12月8日(土)13:00〜14:30 @kajiyano
参加費 1,000円(ワンドリンク付き)
希望者のみ、土鍋で炊きあげたkajiyanoの新米と新味噌を使った軽食セットご用意(別途500円)
お申し込み→ お問い合わせフォーム or TEL 0790-35-0673